2019年01月06日卒業生からの寄稿(阿閉順子さん)

理事から大学の思い出を寄稿していただきました。

今回は阿辻順子さん(平成8年度卒業)からの投稿です。

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みなさんこんにちは。

私は、H8年に滋賀県立短期大学を卒業しました。
そう、「県短」最後の学生です。

 将来何になりたいかなんて、特に考えていなかった私は、長浜市の出身であることから、なんとなく近くて、資格も取れるという理由で、「県短」の食物学科に入学しました。

短大ですので、言ってみればたった2年、通った学び舎も今はなき「県短」。
そのなんとなくから始まった短い「県短」生活が、今現在も色濃く、ここまで私の中に存在し続けるとは。思いもよらず、自分でも驚いています。

その要因はふたつ。

 ひとつは、同級生とのつながりです。
卒業後、会う回数が、めっきり少なくなったのは事実です。
ただ、遠い地から来ていたのに滋賀を住処とした友達、地元に戻っても、滋賀を第二の故郷といい、琵琶湖を見に行きたいと言ってくれる友達がいます。地元に帰った友達を訪ね、いろんなところに行きました。
卒業した年から、毎年開催されている同窓会の存在も大きいです。
それほど接点の無かった同級生とも、この会では顔を合わせ、近況を報告し合います。この同窓会を機に、現在も飲みに行く仲になった友達もいます。
卒業してからの時間のほうがずっと長い、本当に不思議な関係です。

もうひとつは、この支部同窓会。
元々は、前身の芹翆会に出席されていた恩師の大辻先生に付き添い、耳の不自由な先生の筆記役をしたことがきっかけでした。
そのまま、人間文化学部同窓会設立後は理事として活動させていただくことになり、現在に至ります。
ここでも実際、何をしたい!なんてありませんが、大先輩から後輩まで、世代を超えていろんな話が出来るのは大変光栄ですし、勉強になることが多々あります。
仕事や友人関係では築けない、こちらも不思議な関係です。
先日の湖風祭では、委員みなさんのとてつもないパワーを感じました。
みんなでやる「何か」、これからも若い世代を巻き込んで、どんどん活動していってほしいと思います。

コミュニケーションツールが発達した今だからこそ、出会いを大切に。今この時を大切に。

これからも、よろしくお願いします。