2018年11月19日卒業生からの寄稿(矢吹安子さん)

理事から大学の思い出を寄稿していただきました。

今回は矢吹安子さん(昭和42年度卒業)からの投稿です。

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卒業生からの寄稿(矢吹安子)

 私は、昭和42年に「滋賀県立短期大学家政学部保育科」を卒業後、京都府長岡京市にある「私立カトリック幼稚園」に就職しました。次に昭和46年から49年まで東京丸の内にある「産経新聞本社」に勤務しました。そして12年後に、故郷彦根に帰ってまいりました。

 時は流れ、平成22年11月、彦根ビューホテルにおいて「芹翠会の集い」が催されました。懐かしい思いと楽しさがあふれる集いになりました。改めて母校の伝統の重みに感動いたしましたが、まだその余韻にひたっている頃、先輩の辻敏子様から同窓会「湖風会」の役員になってほしいとのご依頼をいただきました。日頃何かと優しく温かく接してくださる先輩のお心に従い、平成24、25年に、人間文化学部支部と湖風会の役員をお受けいたしました。

 その後、平成28年6月に開催された「平成29年度湖風会総会」において、「第3代湖風会 会長」という重責を賜り、まさに身の引き締まる思いを致しました。会長の任務には毎月交互に開催される「役員会」と「総務委員会」に参加することも含まれています。愛知県や大阪からお越しくださる委員もいらっしゃいます。また、東海支部総会は名古屋で、関西支部総会は大阪で開かれますが、それにも参加いたしました。また、看護学部支部「湖畔の会」と工学部の「学友会」にも伺いました。

 平成30年(2018年)11月の大学祭「湖風祭」で、人間文化学部支部は、「紙芝居」、「折り紙」、「お抹茶でおもてなし」などを催し、テニス同好会は、OBと学生の「テニスの集い」を開催され参加いたしました。このようにOBの皆様が、それぞれのお立場から、後輩の学生や「湖風会」を守ってくださっていることに、私は深い感銘を受けました。

 そして、現在の県大生が第一線を退くまでは、私ども短大卒業生が、この同窓会を盛り立てていかなければならないという思いを強くしました。

  会長として、入学式、学位授与式、「國松善次氏 旭日重光章受章を祝う会」などにも出席致しました。特に國松様会での「鏡開き」では、約15名の中の一人として、壇上で貴重な経験をさせていただきました。いずれも緊張を伴うものでしたが、無事に役目を果たし、安堵いたしました。

  湖風会会長就任のご挨拶でも「皆さまと手を携えて、期待をもって集まれる会になるように願っています」と申し上げましたが、2018年4月には、念願の「昭和42年保育科卒のクラス会」を開催しました。「うれしい!!」「やった!!」51年ぶりに学友に会える、長い間待ち続けたクラス会でした。岸田初美さんのゲームなどで盛り上げていただき、心に残るクラス会となりました。

  最初に、会長をお引き受けした経緯は述べましたが、彦根市議会議員として多忙であり、ためらいもありましたが、皆様に支えられて身に余る経験をさせていただいておりますことは、感謝の一語に尽きます。

 会長職は道半ばですが、「湖風会」がますます発展し、母校の県立大学との連携強化による学生支援や社会貢献活動が充実していきますよう、人間文化学部支部の皆様と共に頑張ってまいります。

 今後ともご指導、ご支援をお願い申し上げます。